礼拝
ローラ・フーシー
常盤台バプテスト教会 2021.8.22 主日礼拝 『人々を穏やかに迎え入れましょう』ローラ・フーシー宣教師 【ヨシュア記2章1~14節、ヘブライ人への手紙11章31節】
- 音声メッセージ
礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。- 礼拝プログラム
- 前奏 奏楽者
招詞 司式者
祈祷 司式者
賛美 36番 空のあおさよ 1、2、6節
聖書 ヨシュア記2章1~14節
ヘブライ人への手紙11章31節
特別賛美演奏 "こころの緒琴に" 奏楽者
宣教 「人々を穏やかに迎え入れましょう」 ローラ・フーシー宣教師
祈祷
賛美 324番 キリストにありて(A) 1、2、4節
献金感謝 司式者
祝祷
後奏 - 宣教概要
- 「人々を穏やかに迎え入れましょう」
ヨシュア記2章1−14節・ヘブライ人への手紙11章31節
日本語でも、英語でも、人を迎えることを、「おもてなし」または「ホスピタリティ」という言葉がよく使われますが、どちらの言葉も心をこめた親切なもてなしという意味で、礼儀作法のようなイメージも入っているのではないでしょうか。今日の私の宣教では、このようなホスピタリティとクリスチャン・ホスピタリティを区別して考えたいと思います。クリスチャンの私たちにとっては、人々を迎えることは、礼儀作法やおもてなしだけではなく、信仰の行いの中にあります。
ヨシュア記2章1−14節でのラハブの話によって信仰のホスピタリティがわかってくる話の一つです。ラハブはエリコに住んでいますが主なる神のことについて聞いたことがありましたから、ユダヤの偵察隊である二人の斥候が家まで来ると、危険をおかしても勇気を出して迎えました。さらに、ラハブは神の民が勝つのを信じていますから、イスラエルが家族の命を守ってくれるように願います。この二人と契約を結んだことで、双方の家族も安全が守られます。
ヘブライ人への手紙11章31節はラハブの物語と大切さをまとめてくれます:「信仰によって、娼婦ラハブは様子を探りに来た者たちを穏やかに迎え入れたために、不従順なものたちと一緒に殺されなくて済みました。」ラハブは穏やかに迎え入れました。「穏やかに」とは英語の翻訳で「in peace」になりますが、ホスピタリティを通して、つまり人々を迎えることを通して平和を生み出すことができるのではないでしょうか。
ラハブの話でホスピタリティは一度の取引に終わらず、ラハブがイスラエルに奇留者として住んだことから、のちのちまで神の御計画に入れられていきました。人々、特に自分と違う人を穏やかに迎えることにより、よい相互関係が生まれます。ホスピタリティを与える人か、ホスピタリティを受ける人か、どちらにしてもこのお迎えすることを通して自分自身が変わる可能性があります。それはホスピタリティの可能性です。ホスピタリティを通して互いを大切にするとともに自分の見方や考え方が変わってきます。そうすれば、だんだん相互の関係を通して平和を作り出すことができるでしょう。
毎年8月は、日本バプテスト連盟の諸教会は平和を願って祈りますが、今日は平和の祈りとともに、「穏やかに迎える」ことを考えましょう。なぜなら、平和をいただくように祈ると、私たちがどのように平和を行うかということも祈りにもなるのではないでしょうか。